「ゲーム脳」という言葉を覚えているだろうか。
携帯やテレビゲームなどを長時間おこなう子どもは脳の前頭前野の機能が落ち、
ゲームをしていない時でも脳の働きが悪くなってしまうという。

この本の内容は、テレビゲームが子どもたちに与える影響を心配していた
保護者や一般の人々、科学者まで巻き込む一大論争となった。
とはいえデータの扱いに不備なども指摘され、さまざまな方面から批判もされている。
一方で「アニメ脳」「ネトゲ脳」などの派生後も生まれてきた。

ところで最近、「ゲーム脳」論争に新たなデータを付け加える研究が発表された。
RIETI(独立行政法人 経済産業研究所)の中室 牧子氏らによれば、
テレビやゲームの視聴時間は子どもの発達に若干の負の影響を与えるが、
それらは従来予想されていたよりもはるかに小さいという

「ゲーム脳」はやはり嘘だったのだろうか。

調査は2001年に生まれた子どもたちの元々の特性を考慮した上で、
小学校1~3年生における(1)家庭内外の問題行動、(2)学校への適応度合い、
(3)肥満の程度
を調べた。すると、テレビやDVD、ゲームの視聴が長くなると
問題行動や肥満が増えるが、その負の影響度は従来予想されていたよりも
はるかに小さいことが判明
した。もちろん過度にテレビを見る子どもについては、
負の影響は飛躍的に大きくなる。
 
一方でテレビやゲームよりも、子どもの発育に大きな影響を与える要因
明らかになった。それは早寝早起きやきちんと朝食を食べるという、基本的な
生活習慣
だったのだ。つまりテレビを見ていても、基本的な生活習慣が身について
いれば問題行動はみられない
ということだ。

当たり前の結果かもしれないが、朝ごはんをしっかり食べる子どもは成績が良い
というデータもある(農林水産省)。テレビゲームの悪影響を過度に心配する前に、
親や社会が取り組むべき課題は別のところにありそうだ





それでもゲームはほどほどにねw


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