生のカカオは確かにすごい力を持っているということが
ここ20〜30年の間の研究でわかってきたのですが、
だからと言って

チョコレート=生カカオの力を持っている

わけではないのです。

ここがとっても重要。

生のカカオはとても苦いし渋いし、とても
そのまま食べられるような食品ではないのです。

しかも大量の油脂が含まれているため、料理にすら使えない始末・・・

しかし、どうにかこのカカオを美味しく食べたい!と考えた人々は
どうすればカカオが美味しく食べられるのか研究を始めました。

そしてついに、ココアで有名なあのヴァンホーテンさんが
研究の末にカカオをバターとパウダーに分離することに成功したのです。 

しかし・・・・

大量の油脂がなくなったとは言え、
はやりカカオの苦みや渋みまで消える事はなかったのです。

そこで、大量の砂糖と固形にして食べやすくするために
ワックスと称される油脂が大量に投入されました。

こうなってくると、もはやカカオを食べていると言うよりは
砂糖とワックス を食べているのと同じです。

とてもおいしいお菓子として世界中に広まったのですが、
それと同時に不健康な食品として、その悪名も同時に世界に
轟かせることになってしまったのです・・・。